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2005.7.15 更新 |
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今回は、いも焼酎の製造工程にとっても大事な“麹菌”についてお話しましょう。
麹菌は清酒や焼酎の製造に酵母と並んで重要な役割を果たしています。
麹菌とは真菌類(カビ)に属しており、焼酎麹に使われるのはAspergillus属です。米や麦に麹菌の胞子を散布して麹を製造します。
麹菌は発芽すると米や麦を分解する酵素を何種類も生産し、その酵素バランスが清酒や焼酎の酒質に影響します。
アルコール発酵は酵母の働きで糖をアルコールに変化させますが、焼酎原料のほとんどがでんぷんなのでそのままでは酵母の働きができません。そこで発酵前に麹菌を用いてでんぷんを糖に分解する働きをする酵素を生産します。 |
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【焼酎に適した麹菌】
焼酎製造に使われる麹菌には、白麹菌や黒麹菌が多く使われています。
清酒製造に用いられる黄麹菌がほとんど酸を生産しないのに対し、焼酎麹には多量のクエン酸を生産する性質があります。 |
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| 白麹菌 |
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南九州の温暖な気候ではもろみが腐敗するという心配がありますが、クエン酸は腐敗原因の雑菌防止になります。
さらに温度が高いために発酵速度が速く、比較的短期間で仕込むことができます。
また、さつまいもに多く含まれる繊維質を分解するための酵素をよく生産し、糖化の働きをスムーズにします。 |
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| 黒麹菌 |
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| 麹菌の種類 |
主な用途 |
特徴 |
| 黄麹菌 |
清酒 |
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| 黒麹菌 |
泡盛 |
| アミラーゼのほかにセルロースやヘミセルロースなどの分解酵素生産 クエン酸を多量に生産 |
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| 白麹菌 |
焼酎 |
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【麹づくり】
焼酎づくりでは、「一麹」「二元」「三造り」といわれているほど、麹づくりが焼酎の酒質の良否を左右する重要な課程です。
いも焼酎の麹原料に使用されている米を浸漬、水切り、蒸して冷却後、種麹をかけます。種麹は目的に応じて白麹菌や黒麹菌が使用されます。製麹には40時間程度、適度な温度と湿度をあたえて培養します。 |
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