【貯蔵方法のいろいろ】
一般に蒸留直後の原酒は様々な香味成分を含み、原料由来の風味が際立っており、濃厚な味わいが特徴です。それらの風味は貯蔵・熟成させることで、さらに丸みを帯びてきます。
霧島酒造では、貯蔵には主にステンレス製のタンクを使用します。この貯蔵で水とアルコールの会合(水とアルコールが結びつく)が行われ、ガス臭成分がなくなります。芋焼酎の原酒は3ヶ月から1年間程度貯蔵し、原酒の長所を伸ばしながら熟成させていきます。この他にも、樫樽や素焼きのかめ等に貯蔵するものもあります。樫樽貯蔵のものは、樽材から溶出する成分によるバニラ様の香り(バニリン)や木香が感じられ、琥珀色になります。かめ貯蔵のものは、遠赤外線効果と、容器自体にある無数の気孔中の空気によって熟成が進み、かめから溶出する無機物の触媒効果によって熟成が促進されます。 |