【中国の焼酒 タイのラオロン酒】
中国には「焼酎」という言葉はありません。日本の焼酎にあたる蒸留酒を中国では「焼酒」または「火酒」と呼んでいました。中国に焼酒が現れたのは元の時代(1271〜1368年)であると言われ、「阿剌吉酒(アラキシュ)」という焼酒がインドからインドシナ半島の山岳地帯経由で中国に伝わっています。今でもこの流れを汲む白酒が雲貴地方(雲南省〜貴州)で造られています。そして、焼酒はメコン川沿いに南下し、タイに入り泡盛のルーツとされる「ラオロン酒」を生んでいます。
日本の焼酎技術は、15世紀半ば頃東南アジアと交易が盛んであった琉球王国にシャム国(タイ国)から伝来したラオロン酒が起源とされ、16世紀になると焼酎技術は琉球王国から南九州に伝わっていったといわれています。
日本各地で造られはじめた焼酎は、その後長い年月をかけて地域の地酒として人々の生活の中に定着していき、今日の本格焼酎や泡盛などが製造されるようになりました。
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